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統一国家タイラント――『ハンドレッドウォー』を経て統一された大陸国家。
戦後、政府はお蔵入りとなった人型陸戦兵器『フォルテギア』を再利用した興行試合、【バウト】を行う。戦災復興事業として行われた、このバウトは人々を大いに熱狂させた。その人気に目を付けたのが、後の玩具メーカーだった。
バウトの出場機体の縮小版模型をプラスチックモデルとして発売。空前の大ヒットを連発した。商会らは我も我もと参入し、瞬く間に人々の生活に浸透する。娯楽概念が欠如したタイラントにおいて、バウトと玩具はエンターテインメントの代名詞となっていった。
統一歴31年。バウトは国技に認定され、プラスチックモデルもまた万人に愛される文化となる。バウトは戦後の軍需産業を支え、玩具は社会を形成してしまうほどの経済規模にまで膨れ上がった。各玩具メーカーはチームを擁立し、バウトに参戦。現在は商品をより多く売るため、より強い機体を開発することに傾倒している。